介護になったら普通の生活はできない?

介護ロボット導入,業務改善

介護になったら普通の生活はできないよね
我慢してもらうしかないよね

働き方に余裕ができてくると、上記のような考え方をどうにかしたいという意見も出てきました。

介護キャリア段位制度の期首評価データ

介護キャリア段位制度で実施している期首評価票で、介護スタッフの期首評価票という書式があり、スタッフに実施しました。下図のような全国的な傾向と同様、地域包括ケアシステムができていないという結果となりました。そこで介護を取り巻く環境からももう一度勉強していこうということになりました。

認知症、フレイル、予防活動について勉強を始めました

健康診断データから認知機能低下リスクを推測する研究を行っている東京大学の酒谷薫先生に、認知症研究の最新状況について講義をして頂き、つみのり内科クリニックの山下積徳先生が実践されているりんご教室を受講しました。

フレイルって何?

テレビなどでも頻繁に取り上げられ、一般的に知られるようになってきた「フレイル」という概念、生活習慣の改善によって何歳からでも心と体は生まれ変わるという考え方により、日常の過ごし方について意識が変わっていきました。

オーラルフレイル

私は、福島県郡山市の総合南東北病院との連携で、オーラルフレイルの研究にも取り組んでいます。

歯科の先生方とも連携して、食事介助ボランティアの養成についても準備しています。

フレイル対策の問題点

フレイルに取り組んでいく中で、継続的なサービス提供の原資がないことに気づきました。いろいろな分野で多くの実践者が取り組んでいるにもかかわらず、浸透していかないのには理由があると思います。

私たちは、地域に対しても知ってもらう活動を始めています。

このページのまとめ

介護の専門家が、介護状態にならないことに注力するという形を選びました。結果的にそれがその人にとって一番いい形だと賛同をもらいました。それにより、全体の意識は大きく変わったと思います。介護業界の皆様、フレイルについて、ぜひ勉強して欲しいと思います。