課題の共有を行います

介護ロボット導入,業務改善

基本的に業務改善の手引きを参考に進めていきます

こちらが、課題把握シートから抽出した課題

最終的にみんなで決めた「改善したいこと」です。それでもやることがたくさんありそうで、どこから手をつけていったらいいか分かりません。

業務量を考慮した適切な人員配置・シフトを調査

改善したいことの2番目に挙げられている「業務量を考慮した適切な人員配置・シフト」を調べることにしました。こちらは「業務改善の手引き」ではタイムスタディを行うとなっていますが、私たちは、24時間シートと勤務シフトから業務量と人員配置のバランスを可視化してみました。

R2年度ロボット介護機器開発標準化事業にて、これらのツールを開発しています。1度きりの分析サービスも行っています。

見えてきたこと

実際にどのようになっているかのグラフを作成したところ、これまで聞けなかった具体的な不満が出てきました。

ここからさらに、この不満に対する裏付けがあるようなデータを探していきました。みんなが不満を抱えている課題にデータを重ねることでスタッフの共感を得ながら改善案を作ることができました。

このページのまとめ

可視化をするというと、隠れている問題点が出てくるように感じるかもしれませんが、自分たちが思っていることがそのまま数字に出てくるということです。

介護スタッフは「人員が足りません」、施設長は「人数は足りているはずなんだけどな」という感覚が見事にデータに現れました。

ここから、お互いの感じているギャップを埋めていく作業を行っていくということになります。

なぜ、こんな数字が出ているのか聞いてみると、以前からのルールとか、みんなが疑問に思っていなかったルールがボトルネックになっていたりしました。

この数字を分析しながら、業務改善活動を行います。