実際の取り組み
2020年、ベテランスタッフの大量離職、どこから手を付けていいか分からないところからのスタートでした




私たちは厚生労働省の業務改善の手引きに沿って進めていきましたが、タイムスタディで断念しました。人がいない中で取り組むのはかなりハードルが高かったです。









介護テクノロジーの導入は最後の一手でした。施設長就任当初から慢性的な人手不足やベテランスタッフの離職、低い稼働率といった「どこから手を付けるべきか分からない」ほどの課題に直面していました 。最初は精神論や個人の努力で乗り切ろうとしましたが、それでは現場の疲弊を止めることはできませんでした 。
転機となったのは2020年、AMEDの事業に採択され、データを活用した業務の「可視化」に取り組んだことです 。新たな負担を強いるタイムスタディではなく、既存の勤務シフトや24時間シートを分析することで、業務のムダやムラを客観的ににしました 。
この分析により、適切な人員配置やスタッフごとの役割分担、手順の明文化が可能となりました 。動画マニュアルの作成やベッドセンサの導入は、こうした土台があって初めて効果を発揮したのです 。テクノロジーは単なる効率化の道具ではなく、スタッフ間の協力体制を生み出し、入居者の安眠を守るための「確信」を導く光となりました 。暗中模索だった経営は、今やデータに基づいた科学的介護へと進化を遂げています 。
